しゅうちゃんのもらい物。

国語力 漫点

第1話

僕は、欲しいものが沢山のある。


そして、僕が頼むとみんな色々な物を僕にくれる。


僕が……


あれ欲しい! これ欲しい!


それ、ちょうだい! 

これ、ちょうだい!


と、言うと……


皆んなから、沢山貰える。


だから、今日も——

「それ、ちょうだい! これ、ちょうだい!」


「うん、いいよ」


「これも、ちょうだい!」


「うん、これもあげる」


僕に物をくれる人達は、そんな僕を見て少し笑う。


僕は、なぜ!? 笑われてるのかが、分からなかった。


そんな、ある日。


僕は、友達から袋いっぱいの物をもらい。


家に帰ると……


お母さんに叱られた。


「何で、あなたは——こんな物を持ち帰ってくるの!?」


僕がもらっていたのは、ゴミだった。


「え! だって……


僕がもらわないと


みんな、道や海や川にゴミを捨てるから


僕がもらってリサイクルに出すんだよ。


そして、また皆んなに使ってもらって


また、貰うんだ!」

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