いつか日を仰ぐ花。

時代の流れに押し流されそうになっても、しなやかに強く生きる葵。
教師になる夢に、頼もしい友人、そして恋をした人。

冬の寒さに耐え忍び、いつか日を仰ぐようにむかって、葉は伸びていき。
やがて白い花が咲くのでしょう。

近代を思わせる背景と、異能力が交わる幻想的な世界観で織り成される、人間模様と、一人の女性の成長物語。
美しい結末に向けて、あなたは頁をめくるでしょう。

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