概要
今日も世界はニオイに満ちている――その調香、超香につき
カレノルド帝国でひっそりと経営されている花屋「フランジュア」。
そこで働くイケメン店長のマシロと、天才的調香師のクロウ。
そこへ不安そうな『ニオイ』のした客が現れる。
「ここフランジュアでそんな不安そうな表情は似合わないよ」などと嘯く好奇心旺盛なマシロは客から話を聞き出し、二人は失踪したというペット探しを引き受けることに。
しかし調査を進めていくと、どうやらただの失踪ではないようで……。
~主要キャラクターの概要・設定~
※ネタバレを含みます
☆クロウ
天才的な嗅覚を持つ調香師。相手の体臭や残り香まで嗅ぎ分け、様々な情報を得ることができる。
彼の脅威の才をもってして調合された香りは超常的な効果を及ぼし、もはや「超香」の域となる。
17歳男。小柄で黒髪、灰色の瞳。ぶっきらぼうに振る舞おう
そこで働くイケメン店長のマシロと、天才的調香師のクロウ。
そこへ不安そうな『ニオイ』のした客が現れる。
「ここフランジュアでそんな不安そうな表情は似合わないよ」などと嘯く好奇心旺盛なマシロは客から話を聞き出し、二人は失踪したというペット探しを引き受けることに。
しかし調査を進めていくと、どうやらただの失踪ではないようで……。
~主要キャラクターの概要・設定~
※ネタバレを含みます
☆クロウ
天才的な嗅覚を持つ調香師。相手の体臭や残り香まで嗅ぎ分け、様々な情報を得ることができる。
彼の脅威の才をもってして調合された香りは超常的な効果を及ぼし、もはや「超香」の域となる。
17歳男。小柄で黒髪、灰色の瞳。ぶっきらぼうに振る舞おう
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!見えざる魔法のチカラ
テレパシーのように感情を読み、
千里眼のように標的を探り当て、
念動力のように触れずして敵をいなす――
主人公の一人であるクロウが駆使する特殊な力。異世界ファンタジーでありながら、驚くべきことにその力の正体は『香り』です。
花屋の片隅で調香に勤しむクロウは、人並外れた嗅覚と天賦の才による調香技術によって、魔法と見紛う超人的な能力を『香り』にもたらすことが出来るのです。
人が発する体臭やフェロモンから感情を読むのはお手の物。現場に残されたわずかな匂いを辿って追跡をする姿はさながら探偵のようです。
たとえ悪漢に囲まれても、その驚くべき発想力と機転によって絶対絶命の窮地を『香り』の力で打…続きを読む - ★★★ Excellent!!!最高のバディの香りがします!
カレノルド帝国に看板を出す花屋フランジュリア。その店主であるマシロの歯の浮くような、でもどれも心のこもった接客によってお店は常に繫盛していた。そして従業員として働く調香師のクロウ。彼は女神から祝福を賜って、超人的な嗅覚を持つ。そんなマシロとクロウが「香り」を辿って、とある事件を解決していく物語だ。
きっと、現代において一番使用されている五感は視覚だろう。視覚社会なんて言葉があるように、目に見えることを評価する時代の流れを感じる。SNSもその一種のはず。
本作は「香り」を通して、目に見えない部分の核心に触れて物語が動く。不安の香り、嘘の香り、死の香り。本質的な部分を描いているからこそ、読者…続きを読む