「推す」ということ

『推し活のススメ!!』と銘打つからには、アイドルへの熱い想いとその素晴らしさが描かれることだろうと思いつつ読みはじめたが、本作はそんな表面的なものではない。

「二次元」と「三次元」の違いを「推す」という行為のフィルターを通して見事に描いている。肉体を持った人間がそこにいることで起きる限界と、痛みと、切なさと、それでも推し切るファンの熱量がある。読了すれば、推し活の真骨頂を垣間見ることができるだろう。


かっきーに彼氏ができたら私は全力で応援する。
これは負け惜しみでは無い。決して。

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