【金の斧 銀の斧】の場合
むかしむかし、ある所に真面目で時代遅れな木こりがいました。
今日もガラケーで音楽を流しながら、斧で木を切ります。
こーん、こーん。チャラーン。
気持ちの良い音とリズムが森に響きました。
ところが、切った木が倒れた振動でガラケーが、ぽちゃん!
泉に落ちてしまいました。
「困ったなあ」
木こりはしょんぼり。
すると、ボコ、ボコ、ボコ。
泉の中から美しい女神様が現れました。
「あなたが、落としたのは、この〇〇honeですか?それとも、Andro〇〇ですか?」
女神様は両手に薄い板を持っています。
「なんですか、それ?私が落としたのはガラケーです」
きこりはスマートフォンを知りませんでした。
女神様は困ってしまいました。
「あなたのガラケーは水没してしまって使い物になりません。このスマートフォンを両方差し上げましょう」
「ありがとうございます?」
木こりは、使い方さえわからない2つのスマートフォンを持ってかえりました。
ひとりの男が、それを見ていました。
「おい!それ使い方が教えてやるから片方くれよ!」
「本当ですか!」
木こりは、喜びました。
その後、その男に教えてもらった事により真面目な木こりはスマートフォンデビューし、優しく教えてくれた男とは片方のスマートフォンを渡し、仲良くなりましたとさ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます