美しく、ほのぼのして、にやにやして、ハラハラして、ハッピーエンド

舞台がまずいいんですよね。中央ユーラシア風に馬駆ける草原。
きっとそういう舞台だから、展開にハラハラしたりニヨニヨしたりしつつも、物語全体として広々と・のびのびとした雰囲気になるのだと思います。
扱い方を間違えれば人を簡単に殺せてしまう魔術に、陰謀渦巻く政治と権力の暗躍にと、暗くなる要素はいろいろあるのに、紡がれた物語はなんとすがすがしいことか。
しっかりきっかり本1冊分。お見事。
素敵なお話でした。

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