ふんわかJKトーク①サトウキビ先生?ハイスペックTikTok部を作りたいんです!~ツイッター部には負けられない~
第6話 これ、聞かされたほうは、びっくりだわ。「…あのね、ホタルイカ君?私…、赤ちゃんが、できちゃったみたいなの」チカの旅が、はじまった。
第6話 これ、聞かされたほうは、びっくりだわ。「…あのね、ホタルイカ君?私…、赤ちゃんが、できちゃったみたいなの」チカの旅が、はじまった。
さあ、続きです!
「約束の、次回作だね」
「だね」
「で、これも、アリダミカンのように、間違えられやすいんだよ?」
「え、間違い?」
「私たち、間違ってた?」
「まじ、やばくない?」
「これは、オンシュウミカンじゃなくて、ウンシュウミカンって読むんだよ?」
「あ、そうなんだ」
「やられたか」
「…そうだ!」
「今度は、どした!チカ?」
「あのクラス担任って、どこにいっちゃったのかな?」
「本当だ!」
「いなくなってる!」
「どうして?」
君たちの、せいだよ。
チカが、また、職員室に派遣された。
「学年主任の先生?TikTokは、短い動画を、あまり編集することなしに、上げられるんですよ?政治が、私たちの気持ちにつなげやすくなりますよ?」
その夕方…。
チカは、変わったメッセージを、受けとった。
「そうせんきょ!そうせんきょ!ぼくを、たすけてください。はやく、そとに、でたいんです」
一体、誰からのつぶやきだったんだろう?
「あのつぶやきをくれた人を、探しにいこう!」
チカの旅が、はじまる。
するとまた、チカに、新しいつぶやきが入った。
「ぼく、サトウキビせんせいのなかにいます!はやく、さがしにきてよ」
…?
JK仲間からも、新しい情報が入った。
クラス担任ホタルイカが、サトウキビ先生のいる進路指導室の部屋に入ってすぐ、顔を赤くして、出てきたという。
「あの、ホタルイカ…。いないね」
「そういえば、どこに、いっちゃったんだろう?」
「ミカンの力で、いなくなった?」
「チカ、どゆこと?」
「言ってる私が、わかんない」
とまどう、進路指導室に集まったJKたち。
実は…。
ホタルイカは、サトウキビ先生に、こう言われていたのだ。
「…あのね、ホタルイカ君?私…、赤ちゃんが、できちゃったみたいなの」
そりゃあ、聞かされたほうは、びっくりだわ。
サトウキビ先生は、入院した。
「そうか」
「そうか」
「良かったね」
「ミカン、食べる?」
「チカは、まだ、持っていたのか!」
サトウキビ先生に、パパだと告げられたホタルイカは、オロオロ。
「男って、弱いなあ」
「ナオ?私たちJKが、強すぎるだよ」
サトウキビ先生の入院した場所は、アカベコ先生から聞きだした。
「ナナ?」
「何?」
「アカベコ先生って、教頭?副教頭?どっちだっけ?」
「…なりすましだ」
「もう、やめな」
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