ふんわかJKトーク①サトウキビ先生?ハイスペックTikTok部を作りたいんです!~ツイッター部には負けられない~
第7話 妊娠中のダイエットには、リスクがある。…って知らない女性も、増えたんだな。時代は、変わる…?チカの旅は、いつまで、続くんだろう?
第7話 妊娠中のダイエットには、リスクがある。…って知らない女性も、増えたんだな。時代は、変わる…?チカの旅は、いつまで、続くんだろう?
病室には、産まれてきた赤ちゃんを横に、サトウキビ先生が寝ていた。
「先生?ダイエットは、していませんでしたよね?」
「ええ…」
「合格!」
「って、どゆこと?チカ?」
時代の意識も、変わったのか?
「私、赤ちゃんがほしいんです!」
そういう母親の中には、ダイエットにはげむ人もいたそうな。これが、チカには、納得いかなかったらしい。医学的にいっても、ちょっと、問題かもよ?
こんな女性が、います。
「私…。婚活中です!赤ちゃんが、ほしいんです!努力をして、女をみがいているんです。ダイエットもして、努力をしているんです!」
それ、努力っていうのかな?
妊娠中のダイエットには、リスクがある。…って知らない女性も、増えたんだな。
時代は、変わる…?
翌日も、学校の放課後に、病院にいってみた。JK集団の、団結だ。
「先生、います?」
「います?」
「あ、いた」
「あら、皆?今日も、見舞いにきてくれたの?」
サトウキビ先生の赤ちゃん動画を、撮影。
TikTokのその動画は、JK集団の中だけで、回し合った。
「先生?」
「何かな、チカさん?」
「ミカン、食べます?」
産後、食欲のでなかった先生は、本当に美味しそうに、ミカンを食べた。チカは、うれしくて、泣いた。
いや、泣くなよ。
「同窓会を、やろう」
「まだ、高校2年なのに?」
「卒業、していないのに?」
また、いつものJK集団が、集まった。
「そうせんきょ!そうせんきょ!ぼくを、たすけてください。はやく、そとに、でたいんですっていう、つぶやきがあったよね?あれって、結局、誰からのつぶやきだったんだろう?」
皆が、ちょっと、静かになって。
「あのさ」
「何?」
「どした、チカ?」
「あれを、つぶやいていたのはさ…」
チカが、サトウキビ先生の家にいきたいと言いだした。いくと、ベッドには、赤ちゃんが、すやすや寝ていて…。
その子と目が合った瞬間、心に、メロディな言葉が届いた気がした。
「…よかった。あのつぶやきは、とどいたんだね?ぼくをさがしにきてくれて、ありがとう」
テレパシー?
「あれ?」
「今度は、何?チカ?」
「何でも、ない」
チカには、不思議だった。
「あれ?そういえば、あのつぶやきって、サトウキビ先生の妊娠がわかったときより、ずっと前から、きていたけど…?」
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