今の俺には、女神の加護さえ必要ない。

 異世界転生する時に、女神は加護の証としてゴールドカードを主人公に渡す。右も左も分からない内に、異世界を救うことになった主人公の前に、一人の美少女が現れる。主人公の生い立ちに似た境遇にいる、魔法使いの少女だった。しかし、この美少女は実は……。
 異世界は、生まれが人生を左右していた。例えば、自分がエルフに生まれれば、それを生かして医療の手伝いをする。そんな異世界のルールに疑問を抱いた主人公は、前世での経歴を生かして、仕事の悩み事相談所を開設する。初めこそ相談者が来なかったものの、徐々に仕事相談に来る面々も増え、多彩な悩みが寄せられるようになった。
 しかし、この悩み事相談で、どうやってこの世界を救うのか?
 そんな中、闇の王が人間界を狙っているという不穏な噂が流れる。
 そして、意外な人物が悩み事相談にやってきたことで、物語は解決の糸口を示し始めるのだった。

 異世界✖仕事相談=世界平和⁉

 是非、御一読下さい。