約900字で綴られる、「勘違い」の愛の告白。

 故郷を離れて7年経ったとき、「私」は都内の街角で偶然にも同級生に会います。折角会ったからと食事をすることに。お酒も飲んで過去を語っていたら、彼女は「私」に「好きだったんだ、高校のとき」と告白するのです。
 初めてされた告白がまさかの同性。さて、「私」はどうするのでしょうか?

 女の子同士の恋愛話なので「百合」に該当しますが、友情の延長のような感じなので、この手の話が苦手な方も抵抗なく読めると思います。
 またタイトルから、なんとなくどんな展開か察してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、それを的確に予想できる方は少ないことでしょう。
 900字程度しかないので、隙間時間にあっという間に読めるこの作品。
 是非、どんな『勘違い』になるのか想像しながら、読んでみてください。