まとめ&最も伝えたかった事

 今一度、実体験などのゴチャゴチャした文を取り払って、要点を並べていきます。

 

・度を越したパワハラに対しては“自己愛性パーソナリティ障害”、もしくはそれに類する精神特質を、相手に疑う事。

 統計上、我が国でこの特質を持つ人は総人口の0.5%(200人に1人)。決して低い確率ではない。ドラマや小説、漫画の中だけの人物では決してない


・自己愛性PDには、降参して納得させる事も、打ち負かす事も不可能。無視(相手にしない権利の行使)しかない(※1)


・例え内容が完全無欠に正論であろうと、威嚇や糾弾、恫喝などには一切取り合わない事。(自己愛性PDと、他の人に対する礼節・常識を同じに考えない)


・↑に関連して、自己愛性PDの“正論”を聞き入れる事は、最終的にはこちらの命を奪われる所にまで直結している事を理解する(※2)

 癌と同じで「何かおかしい」と自覚症状が出てからでは遅い


・2対1以上の形勢になると絶対に勝てない、逃げられないので、組織自体に助けを求めるか、それが叶わない組織に居続ければ死ぬだけなので、即刻抜ける事


・↑に関連して、取り巻き(フライングモンキー)が存在すると、まず自己愛性PDの言ったもの勝ちの空間が出来てしまう。

 そしてそのフライングモンキーとは自己愛性PDの後輩や部下と言った“目下”には限らない。

 それを許している組織に居続ければ死ぬだけなので、即刻抜ける事


・一度、自己愛性PDのパワハラやモラハラ被害に遭った人間は、これから先も同じような人種に狙われる体質となってしまう可能性が高い。残念ながら、もはや宿だと諦めて受け入れ、人一倍警戒を怠らない事

 

 

 このエッセイで最も伝えたかった事、書きたかった事。

 これも繰り返しになりますが、

 今現在、自分が圧倒的に不利な状況でターゲットにされている方が大半であるかと思います。

 今回のエッセイでは、相手が組織で孤立しており、立場も私の方が上回ったと言う有利な条件が前提となっています。

 踏みつけられている所から逆転したい、抜け出したい人からすれば、役に立たないじゃないか、と思われるかも知れません。

 しかし、そう言う人達にこそ知ってほしかったのは、ただひとつ。

 味方も作れず、後から来た私に知識で劣るが為にセコい揚げ足取りをかき集めるしか出来ない人。

 これが、パワハラ上司(先輩)から“権威”を剥ぎ取った姿です。

 これを理解して頂ければ、自分の置かれている状況がいかに不条理で、誤魔化しの中で作られた偽りのものであるかが見えてくると思います。

 

(※1)

 ただし、挨拶や、業務上必要なやり取りに対する無視はNG。攻撃の口実を与えてしまいます。

「彼らには当たり前の批判すら許してはならない」と言う点を踏まえると、咄嗟の判断が非常に難しい所ですが、やるしかありません。

 少なくとも、相手を傷付ける目的の無視はやめましょう。自分を守った結果、傷付けざるを得ない事は覚悟するにしても。

(※2)

 普通の人であれば「これ以上はやりすぎだ」と踏み留まる所を、彼らにはその区別が付きません。

 だから、前提となる話がどれだけ正しくとも、その先に続いているものがこちらへの殺意なので、聞いてはならないのです。

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パワハラ被害予防マニュアル 聖竜の介 @7ryu7

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