第13話 エピローグ
今、極東の街では、新たな宗教団体が芽生えつつある。彼らはロザリオを身に付け、自国の神を忘れ、蛇の言葉を崇拝しているのだ。
「計画は順調、といったところですか。まあ、当然のことですがね」
民衆の心を操ることなど、実に容易い。赤子の手をひねるようだ。
「すべては、あなた様のために――」
神の国を滅ぼし、新たな神として君臨する。我々は、その礎となりましょうぞ。
(了)
東京不可能連続殺人事件 白横町ねる @shirayokomati
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