まずは第一幕を

読んでみることをお勧めします。一章、ではなく一幕です。

あくまで想像ですが、執筆前にかなり設定と構想を練られていたのではないか、と思うほど展開がスムーズです。
シリアス調かつ丁寧に進むため、初回でインパクトを求めている方、もう少しだけ読み進めてみてほしいです！
これから主人公が巻き込まれていく大きな物語が明かされていく過程も、話をダレさせず、要所要所でうまく蒔いているため、濃厚な描写と相まってワクワクが止まりません！

また、重厚な話の中で登場する魅力的なヒロイン。
キャラ同士の掛け合いがリズムよく描かれているので、物語の主軸と合わせるととてもマイルドな読み口に仕上げてくれているところも魅力でした。

ふわふわと進む物語ではなく、どのような目的をもって主人公が突き進むことになるか明確なので、読む上でも視点がはっきりするとても読み応えのあるこの作品、みなさんもぜひご一読ください！