【128:大切な時間をどう作るか】

 何事も時間は大切です。時間があるから色々なことが出来ますし、こうして執筆することも可能です。

 働きに出る前であれば、それなりに時間の確保は可能ですが、やはりアルバイトをしたり、勉強をしたり、何か用事を済ませたり、若い人たちなりに色々とあることでしょう。趣味だって他にあるかも知れませんしね。


 これが段々と減るものなのですよ。年齢を重ね、老いていくと同時に、反比例的に減っていきます。

 プロの作家さんは別として、同じような素人作家さんで働きに出ていたり、ある程度の年齢を重ねている人たちなど、うまくやりくりしている人もいるでしょうけれど、時間を作りやすい何らかの条件があるんじゃないかなって思います。

 私だったら恥ずかしくも、独身実家暮らしの子供部屋おじさん状態。これ、結婚して子供もいたら、多分執筆そのものをやめていたと思います。家族には内緒にしたいですし、あれこれやらなくちゃいけないことあたくさん出てきそうですからね。

 それでも高齢の母親と同居していることで、自分がやらなくちゃいけないことは年々増えて、だいぶ時間が取れなくなってしまいました。


 長く続けるとしたら、どうしても自分の時間をどのようにして作るかが必須条件です。執筆に限ったことではありません。

 そのためには、何かを犠牲にしなくちゃなりません。やりたいこと、全部できるわけじゃありませんからね。

 そうしたことをそっちのけて、自分のやりたいことにまい進できるというのは、周りからどう見られて、どう評価されようとも、本人が満足であればそれで良いと思います。特に作家というのは、良い意味で極端に変わっている人である印象が強いですから。

 

 私の場合ですと、普段の休日も色々とやることで埋まってしまいますし、平日の夜など更に時間が取れません。だいたい長期休暇中にまとめてストックを作ることが多いので、年末年始・GW・お盆とこの三つくらいしかチャンスがないのです。

 それでも近年はそこでしか出来ない用事が増えてきたので、計画した通りにはいきませんが。

 

 最近は時間が足りない分、新しい物語などは要点だけをある程度読めるようにまとめることをしています。プロットよりも書き、清書よりも書かない状態です。

 細かい場面は飛ばしたり、説明文で逃げておきます。良くも悪くも大雑把な作品です。

 まだそうした作品は眠らせていますけれど、こうしたことを始めた理由としましては、仕事を引退した後に改めて手直しをするためです。若い頃であればやりませんが、もう仕事の終わりの方が近くなりましたしね。

 多分私は六十歳でそのまま追い出されそうですから、そんなことも始めました。

 その頃、自分がどうなっているのかは全くわかりませんけれど。

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