【127:読まれるために必要なことは】
WEB投稿サイトで共通して言えることは、どうやったら閲覧数が伸びるかということ。これは永遠のテーマですし、完全に解決する模範解答は存在しないと思います。
けれど最も近い答えは、読み合う者どうしでグループ化することでしょう。意図的に作り上げることもあれば、自然と人が集まって、気づいたらグループ化していたこともあると思います。
そのためにはやはり交流が必要になります。ただでさえ、社会においての人付き合いが面倒になった世の中なのに、こうした趣味の世界にまで人付き合いが必須になると、ドンドンと楽しいことから遠ざかってしまうようです。
もちろんそうした交流が大好きな人たちも大勢いると思いますけれど、そうじゃない人だって大勢いるはずです。そもそも執筆して、投稿することが最低限の目的であるにも関わらず、そこに交流がからんでくると、それこそSNSみたいな別のものにすり替わってしまうと考えます。
実際にそうなっているのが現在のカクヨムではないでしょうか? 当初はSNSとはならないようなシステムでしたけれど、次第に方向性が変わっていったのか、現在では全く正反対になってしまったと感じます。Discordなど、正にそれですからね。
ともかく他の作家さんとの交流が多くなければ、自分の作品は読まれなくなりました。
ジャンルによっては何話も頑張って書いた作品より、1話完結作品(中にはどうでもよいくだらない話もあった)が高評価を得てランキング上位にいる不自然さ。読み合いグループ(その認識はなくても、多数と交流していればそうなる)に関わっていない限りは、まずありえません。
ある意味、矛盾している順位だなって常に感じています。
この手を使って1話完結作品ばかり出しまくれば、少なくとも自分の名前を目立たせることだけは可能ですよね。同じ系統の作品でも、10話で1作品とするよりも、1話を10作品の方が有利になるわけです。
そもそもシステム上に問題があるから、こんな狡い手を考えるのでしょうけど。一人一作品当たり星三つしか入れられないことが原因だと思われます。
一定期間が過ぎれば、改めて星を追加で入れられるようになるとか、そうしたことであればまた違うでしょうけど。
ルール上は禁止されていないのでモラルに反しているとまでは言えないけれど、短編は短編部門を設立してそこに集約したり、中編や長編であれば、ある程度書き上げてから評価を入れられるようにしたり、棲み分けが必要な時期にきているのではないでしょうか? そういうこと、考えている様子は一切見られずに、相変わらずどうやって儲かる作家を見つけるか、育てるかに目が向いているようにしか見えません。
もちろん長期連載作品で、たくさんの不特定多数の読者さんに支持されて、ランキング上位を席巻されている方々も大勢おられます。これが本来の姿です。
そのうちカクヨムは本当に方向性を失って、ただ大きいだけのサイトになりかねないと危惧しています。
これがKADOKAWAではなく、角川書店であったなら、もっと幅広い作家を発掘したり、育てたりするサイトとして、カクヨムを大いに利用したのではないでしょうか?
最近ではKADOKAWAと角川書店は、もはや系統的にも全くつながりのない別の出版社にしか見えなくなりました。
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