ガチ商人な少女(?)と、お金を稼ぐ旅へ!!

これぞリアリティのある異世界の旅!

商才に長けた自称少女のリツと、護衛の騎士タルワールが、ときにハラハラ、ときにキュンとする冒険の旅を繰り広げます。

テンポのいいストーリーの中にも、歴史背景や経済といった事情がうまく盛り込まれているので、何のために危険を冒して旅をするのか、という冒険の理由に説得力があります。

さらに、野営したり、料理を作ったりという冒険の過程も丁寧に描かれていて、臨場感があります。
「きっと、この世界の商人たちは、こうして旅したんだろうな」というリアリティを感じて楽しめるのは、冒険小説の醍醐味。

中盤までの感想になりますが、最後まで読むときっと得られるものが多いと思うので、じっくり読み進めていきたい作品です。

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