概要
「俺に紅茶を飲む時間くらいくれ……」魔法トラブル対処に今日も忙しい
後の世に悪法として名高く残る法案、『黒魔法に関連する研究使用の禁止法案』……通称:禁術法が制定してから、世の中はなにかにつけて大変だ。
魔法執政官として、禁術法案件の調査依頼が飛んできて、休み暇もない。
「俺に紅茶を飲む時間くらいくれよ……」
「なにをおっしゃってるんですか、これくらい頑張ってこなしてくださいよ」
助手のレイラにどやされ、エイブラムは今日も調査に乗り込んでいく。
禁書が原因で人が死んだ場合、それは禁術法に引っかかるのか?
人が殺されたが、それは呪術が原因だと訴える犯人は有罪か無罪か?
惚れ薬が原因で婚約が破談になった場合、慰謝料はどこに請求すべきか?
今日もエイブラムのがなり声が響いている。
魔法執政官として、禁術法案件の調査依頼が飛んできて、休み暇もない。
「俺に紅茶を飲む時間くらいくれよ……」
「なにをおっしゃってるんですか、これくらい頑張ってこなしてくださいよ」
助手のレイラにどやされ、エイブラムは今日も調査に乗り込んでいく。
禁書が原因で人が死んだ場合、それは禁術法に引っかかるのか?
人が殺されたが、それは呪術が原因だと訴える犯人は有罪か無罪か?
惚れ薬が原因で婚約が破談になった場合、慰謝料はどこに請求すべきか?
今日もエイブラムのがなり声が響いている。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!【魔法執政官】と共に事件を追う、ライトミステリ
黒魔術を禁じる法=禁術法ができてから、魔法使い業界は人手不足。魔法に関する事件を裁く「魔法執政官」であるエイブラムは、助手のレイラと日々仕事に追われていた。
人手不足のため、自らの足で調査や情報収集をする羽目になりますが、実際に自分の目で現場や被疑者たちを観察することで、事件に対処していく。魔法を一度使うとそれは元には戻せないが、事件に関わった傷ついた人たちに寄り添い、絡まった糸をほぐしていく優しい作品。
連作集でとても読みやすいライトミステリでした。面白かったです!恋愛要素のない男女バディものが好きな方にもおすすめです。