私は純粋な愛と世の不条理を視た

 正直迷いました。レビューを書いていいのかと。
 それは、私の稚拙なレビューで、この作品を穢してしまうのではないかという不安からでした。
 それ程に純粋で美しい物語だったのです。
実際、このレビューを打つ指が震えている程に……

 本作は語り手目線で進行しますが、何故そういった表現方法なのかは終盤に近づくにつれ、明らかになります。読者を物語に引き込む文章力と物語の構成、非の打ち所がない愛の物語。
 是非、アナタもこの読書体験を味わってください。
 この作品は読んで欲しい。心からそう思います。

 

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