概要
手のひらに込めたのは憎しみではなく、愛
随分昔に縁を切った父親が家に駆け込んできた。
脇には大きな冷蔵庫。その中に入っていたのはこの世で最も×××××生命。
第四回偽物川小説大賞参加作品です。
グロ注意。弱いですがカニバリズム的要素が少しあります。
自己投影し、決定的に違うと分からされ、ペットに対するようで、尊敬する尊き人を仰ぐようで、傷つけたくないけど、傷つけるのが愛の証左であり、食べちゃいたいほど愛してる。
自分の持ってる愛のイメージをごちゃ混ぜにして書きました。愛って難しい。
よろしくお願いします。
脇には大きな冷蔵庫。その中に入っていたのはこの世で最も×××××生命。
第四回偽物川小説大賞参加作品です。
グロ注意。弱いですがカニバリズム的要素が少しあります。
自己投影し、決定的に違うと分からされ、ペットに対するようで、尊敬する尊き人を仰ぐようで、傷つけたくないけど、傷つけるのが愛の証左であり、食べちゃいたいほど愛してる。
自分の持ってる愛のイメージをごちゃ混ぜにして書きました。愛って難しい。
よろしくお願いします。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!命のなり損ない
自分自身のクローン(それも失敗作の)を部屋に匿うことになった人のお話。
ほとんどホラーのような絵面が最高に素敵なSF掌編です。
父親が生み出した、可愛い我が子(=子たる主人公からすれば自分自身)の生物的な複製。
人間のクローンを平気で作っちゃうところも問題なら、その動機が「いろいろあって訣別したからその代用を」というのも最低で、とにかくこの倫理観のなさが本当にひどくて素敵。
そりゃ見限られちゃうよお父さん……。
とはいえ、このお話においてなにより異彩を放っているのは、やはりそのクローンの存在そのもの。
失敗作とはいうものの、本当にその失敗ぶりが凄まじい。
一応生きてはい…続きを読む