これからの主人公の成長が楽しみな期待の王道ファンタジー

第3章122話の最新話まで拝読してのレビューです。

作者様も試行錯誤されているとおり(その辺は近況ノート参照)、昔ながらの改行なし、文字びっしりから、現在はウェブ小説の主流でもある改行あり、空白多めといったスタイルになっています。

これを読みやすいと取るかどうかは読み手次第なのですが、やはり縦書き書籍ではないウェブ小説ではあった方が読みやすいとする方が多いでしょう。

前置きが長くなりました。

物語は、あらすじにも書かれたとおり、終わりを迎えた世界ミストリアスを舞台に、駆け出し冒険者で主人公のエルスが幼馴染のアリサと共に父親の仇の魔王を討つために旅に出るという、まさしく王道展開、それも古典的ラノベファンタジーです。

文章は地の文と会話文とのバランスがよく、何より読みやすいです。この辺、前置きでも書いたとおり、作者様の工夫の甲斐あってのものでしょう。

主人公エルスはアリサ等、周囲の人たちに恵まれ、支えられ、冒険を続けていきます。ここにも王道要素がたっぷりです。主人公の成長、アリサとの愛らしいやり取り(恋心は!?)、熱いバトル、舞台そのものの謎解き等々、魅力が詰まっています。

主流テンプレからは外れていて、作品アピールの機会が少ないため、★の数はまだまだ少ないのですが、もっともっと評価されてよい作品であることは間違いありません。

ぜひともこの機会に触れてもらいたい作品です。ご一読ください!

その他のおすすめレビュー

水無月 氷泉さんの他のおすすめレビュー540