第11話 挨拶
キーンコーン カーンコーン
キーンコーン カーンコーン
「ふー、おわったー」
「そんじゃ帰ろっ」
――――――――――――――――――――
放課後になり
道中、彼女の手がとても柔らかくてドキドキしてしまう。
僕の手は汗ばんで来てるけれど嫌じゃ無いのかなと気になり顔色を伺うが、特に気にしている様子はなくてホッとした。
――――――――――――――――――――
コツ コツ
コツ コツ
ふー
「ため息ついて、どうしたん」
「もしかして嫌だった?」
ふるふる
「そう。それならいいけど」
カー カー
「カラスが鳴ったらか〜えろ」
「……夕日が綺麗だね」
「ほーら、何か言う事あるんじゃない?」
「んー。んんー」
「『君も綺麗だね』ってさ」
うんうん
「これからもーと言って良いんだよ」
チュ
「はい、良く出来ました♪」
「でも言い続けてくれないとイヤだよ
アタシはずっと、ずーとさ言って欲しいからさ」
コクコク
「それで、君はアタシの事を何て紹介してくれるのかな?」
「友達? そ、れ、と、も?」
んー
「いやいや、いつ言うの? 今でしょ!」
ふぅ
「そんなに考え込まないでよ」
「ヤレる時にヤッとけって言うでしょ」
「そうしないと後で後悔するよー。ってなんかSNSでみたw」
トンッ
「っていうかアタシの方が緊張してんだかんね」
「だからさ、ギュってして」
そろーり そろーり ギュ♡
「んっ」
クンクン
すーはー
ポヨン
「ありがと。もう大丈夫」
〜 〜 〜
ガチャリ
「は、初めまして」
「アタシ、高野
「先日から
「はい。お邪魔します」
カパッ カパッ
コン コン カチッ
ゆさゆさ
「ん、なに?」
こそこそ
「いつもと違うって……いや両親への挨拶なんて緊張するじゃん」
はぁ
かくかく しかじか
「あ、ごめん君から言うんだったよね。アタシが言っちゃてた」
ふるふる
「あんがと、とりま反応良かったしオッケーかな」
ポンポン
「なーんかヨユーじゃん。早速彼氏づらなのかなぁ?」
‼︎
「あ、すみませんお邪魔します」
ぺこり
「次は君がお父さんに紹介してね♪」
おわり
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あとがき
こえけんコンテスト向けの作品になります。
今回はコンテスト向けとして効果音のみ、地の文は冒頭のみ。
ヒロイン以外は喋らないと言う縛りをしていたので、表現に苦心しました。
面白かったと言う方は
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それでは、他の作品でお会いしましょう。
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追記 2022/08/31
問題の解決策として、キャラ増えるイベント飛ばして
ヒロイン:何々だったね
で済ましてしまう手法に一昨日気づいたのですが時すでに遅し!
今日でコンテストは終わりです……
今後、似たような事があった時に上手く処理していこうと思います。
m(_ _)m
ずっと好きだった幼馴染に振られたら、なぜか隣の席のギャルがささやいて来るんだが ケイティBr @kaisetakahiro
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