第10話 幼馴染
ミキ:おっはよー
ミキ:今日も良い朝だね
ミキ:君はよく寝れた?(ミャー)
――――――――――――――――――――
僕が朝目が覚めるとスマホに
猫のスタンプがメッセージに添えられていて、本当に猫が好きなんだな。と思った。
それを眺めてるとなんだか心がウキウキとしてきた。
やがて時間が迫って来たので、寝ぼけ眼をこすりながら彼女に返信をしてから支度をし学校へと向かった。
今日はいつもと違う日になるかも知れない。そんな予感があった。
――――――――――――――――――――
「朝もメッセしたけどおはよ」
「迷惑じゃなかった?」
コクリ
「そっか良かったー」
「そんでさ今日も一緒に遊びに行かない?」
スタスタスタ
ポツリ ポツリ
「……何、幼馴染ちゃん。アタシら今話してんだけど」
「は? アタシ達が何しようと勝手じゃん」
「『成績が落ちたら困る』ってめんどくさ保護者のつもりなの?」
「言われたからって……アンタの考えじゃ無いんだ」
ふるふる
「へぇ、本人には言ったの?」
「『聞いてくれない』って、いやそれ気まずくて避けられてんでしょ」
「まぁ、言いたい事は分かったから本人とも話すよ
そんだけ?」
コクリ
「分かった。アタシが言っとくからさ」
タタタ
「ねぇ、あの子っていつもあんな感じなの?」
「『親同士が仲がいいから』か、振られた事は伝えたの?」
フルフル
「なるほどね」
「それでいつも話しかけられるから勘違いしちゃったんだー」
ガクリ
「まぁこれからいい事、有るって
元気だして♪」
「そういやさーアタシのパパが『今度あいさつさせろ』って言ってたんだけど」
⁉︎
「今度パパを連れてっていいかな? どうかな?」
「何そんなにキョドッてんのw」
カァ
ニヤニヤ
「はぁ、アタシの彼氏がハッキリしてくんない。それならもう別れよっか」
⁉︎
「もー冗談だってば嘘だよ嘘w」
コツン
「『どっちが?』ってさぁ、どっちでしょ」
「そんでとりま今日、君の家へ行っていい?」
「君の親に会わせてよー。ねーってばぁ」
コクリ
(やった!)
「やっぱダメとか無しだかんね!」
ぐっ
「楽しみだなぁ」
「え? 勉強……そういやそうだった」
「OKOK大丈夫、ちゃんとそっちも勉強するって」
「あ、センセ来たね」
キーンコーン カーンコーン
キーンコーン カーンコーン
ガタガタ スタッ
「おはようございます」
スチャ
カリカリカリ
カキカキカキ
つづく
――――――――――――――――――――
あとがき
どうオチをつけるかで悩んでしまい更新が遅くなりました。
後1話で完結とします。
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