このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(70文字)
この物語はとても瑞々しく、爽やかなお話でした。少年、少女時代の無垢な気持ちが思い出されました。虹の端はどうなっているの?大人になったら思い浮かばないような疑問を必死に解明するべく奮闘している姿が眩しかったです。
純粋な無知は宝物。大人になって取り留めのない物事に身を任せて過ごすようになっても、無邪気に何かを追いかけた記憶はいつまでも色褪せない。そんな姿を爽やかに描いた青春物語。時間の経過とともに変化するものと、変わらないであり続けるものを描いたラストも素敵な作品です。
虹の端ってどうなってるの?誰もが一度は疑問に思うことですが、ある小学生の男女が実際に探しに行こう!と奮起します。子供の頃の、知らないからこそキラキラした世界。大人になっても、忘れたくない、持ち続けていたいものがきっとあります。たまには空を見上げて、遠くの場所へ想いを馳せてみたくなりました🌈
子供の頃、誰もが一度は思った事があるだろう。「空に架かる、あの虹の端に行ってみたい」と。そんな子供達の願いは、叶うのか叶わないのか?その結果を、きっと、大人になったあなたは知っている。けれど、知っていても、なお、虹を追いかけてみたいと思うだろう。知っているからこそ、なお、虹を追いかけてみたいと思うだろう。そんな気持ちにさせてくれる、素敵なお話です。
小学三年生の男の子と女の子。ふとしたきっかけで、虹の端に行こう! と自由研究の課題を決めます。しかし、なかなか辿り着けなくて……小学生の自由研究。皆さまは何をテーマにしましたか?何でもできる気がしたあの頃、無茶をした人もおられることでしょう。これは、そんな日々を思い出させてくれる、温かくて優しい物語です。
「虹が出た。あそこまで行ってみよう!」そんな子供たちの純粋な気持ちがまぶしい。虹にたどり着けなくても、いつまでもまっすぐな子供たちはやがて・・・スピード感があって読みやすく、次々と進んでいく展開に引き込まれます。きっと皆さんも小学生の頃を思い出して懐かしく感じるはずです。
虹の端には、宝物が埋まっているという…。行ってみよう! ふたりの小学生の冒険が始まった。懸命に虹を追いかけて、ふたりが見つけたものは…。雨上がりに差す光がやわらかく照らす世界を、駆け抜けるふたりの小学生。遠い日の何かを思い出させてくれる、さわやかなお話です。…今日失敗した案件、明日もう一度練り直してみようかな。
虹の端に行ってみたいという小学生の発想、残念ながら行けないよという大人の知識、そこからさらに大きく一歩踏み出す感じです。
『虹の先には何があるのかな?』『…何も無いよ』…そう答えたアナタ!! いつから、そんなつまらない大人になっちまったんだい?! よし、そんなアナタにはこの作品をオススメしよう。 本作は、夏休みの自由課題で虹の先を追う二人の物語。 そう、あの頃の好奇心を思い出させてくれる作品なのだが、ラストが実に秀逸なのである。 本作を読み終えた時、きっと、前を向いて明日に踏み出せる気持ちになるだろう。
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