概要
さびしいときは、おじさんが作る花火を見に行った。
下町の団地に住む「僕」と、山下清に憧れて花火を作っている、ちょっと変わった近所のおじさんとの話。
玉鬘菖蒲アンソロジー『再会〈リユニオン〉』に収録した「両国の花火」を加筆修正したもので、3話完結、7200字程度の短編です。
玉鬘菖蒲アンソロジー『再会〈リユニオン〉』に収録した「両国の花火」を加筆修正したもので、3話完結、7200字程度の短編です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!8月に入った夏休みがそろそろ後半という切ない感じが。
ちょうど良いタイミング、隅田川花火大会が終わった翌週、真夏の8月上旬に読めて、とても良い読書体験ができました。ありがとうございました。
(以下は読書感想文、という5文字前置きをしつつ、ほぼ自分語りなんですが)
すっげー暑いけど日差しが強くて入道雲見てるとワクワクしてくる夏、1年のうち一番パーっと華やかな感じの夏(個人の意見です)は毎年あっという間に過ぎ去ってしまうものですが。昔から花火が上がった数秒後にドンっ!っと音が届いたあたりの花火の火花がぱらぱらと空に消えていく瞬間がたまらなく好きなんですが。
読後感として、花火の火花が消えていく瞬間の「あぁ綺麗だなぁ。なんか寂しいなぁ。いつまで…続きを読む