幻想的な少年の旅と出会いの物語

同作者様の和風なお話がとても好きだったので、中華ファンタジーを読むのは実に十数年ぶり?ブロマンス長編ものに至っては初めて読まさせて頂いています。世界観がしっかり作り込まれていて面白いです。
私は中華ファンタジーは読み慣れていないのですが、一話一話が区切りよく、入りやすくなっているので作者様が読者のために工夫されているのが分かります。
主人公の無明は飄々として無邪気なようでいて、どこか達観しているような不思議な少年です。物語を引っ張っていく主人公なのですが、確かに傅きたくなるような、守りたくなるような魅力に溢れています。
個人的には『契約』を交わす場面が封印が解かれていくような幻想的なシーンになっていてすごく好きです。

まだまだ物語は続いていくと思いますので、応援させていただきます。

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