第279話 2024夏クールアニメ等の感想 (17)

●【マトリックス・レザレクションズ】


 BSで放送していたので視聴。

 途中、入浴したので見ていないシーンもある。


「駄作」との評価もあったが、見ている最中の感想は「それほどヒドくない」。

 しかし、見終わって思い返すと「やっぱり面白くない」。


 前作では、人間と機械は和解した。

 けれど、今度は機械同士の争いが起きて、それに人間が巻き込まれたってことですよね?

 

 人間に味方するロボットたちは可愛い。

 アジア系のショートカットの女優さんは美しい。

 

 私的な美点はこの二点だけ↑


 クライマックスの夜のビル群での逃走シーンが不快。

 ビルから落下攻撃をした人々は、あのカプセルに入っている人間ですよね?

 夜のシーンだからマシだけど、昼のシーンなら目も当てられない。

 地上に激突したシーンが、モロ映りですもん。


 一作目では、戦闘シーンは真昼の都会でしたよね?

 『ジュラシック・バーク』は「CG合成のアラが分かりづらい」理由で、恐竜たちが夜の街で暴れておりました。

 まさか、この時代に同じ理由で夜にした訳じゃないですよね?


 ネオは、両手をかざしてバリアーしてるだけ。

 最後は、トリニティが覚醒して終わり。

 

 監督が女性になったゆえなのか、昨今のポリコレを意識したのか、すっきりしないオチでした。

 女性が救世主でも良いけど、過去作のネオの活躍を『無』にするなよ……。

 


●【人形劇・平家物語】

 

 平家の援軍三千は、決戦を前に反旗を翻して解散。

 捕えた援軍の将を義経が解放し、将がその恩に報いて解散させたのだ。


 平家軍は屋島から逃走し、代って義経がそこに陣を張る。


 平時忠ときただは、唐船に乗せた安徳天皇や女人たちを義経に送り届けようとしたが失敗。

 時忠ときただを軟禁した平家は、厳島神社にて清盛の法要をする。

 

 ……って何をやってるんだ。

 史実通りなのだろうが、敵が迫ってるのに法要とは。

 平安貴族の最後の矜持と言うべきか。

 

 一方、時忠の忠臣は、義経に和議の親書を届ける。

 三種の神器と安徳天皇と女人たちを託すためだ。

 そして義経の水軍は壇ノ浦で、平家の水軍と対峙する。

 時忠の意思を汲もうと画策しながら。


 

 ……歴史的戦いが始まろうとしている。

 結果は、史実の通り。

 

 その昔、手塚治虫氏の『火の鳥』で、この場面を見たのを思い出した。

 平家の船に乗っていた女房のは源氏の兵士に短刀を向け、斬られる。

 の恋人だった源氏の弁太が彼女に駆け寄り、は彼の腕の中で息絶える。

 清盛妻の時子尼は、うなだれる女人たちに「生き恥を晒さず、自決しましょう」と説き、念仏を唱えながら安徳天皇を抱いて海に飛び込む。

 

 これが、私が最初に見た『壇ノ浦の戦い』だと思う。



●【ゼーガペイン】


 再放送の最終話を視聴。

 作画は、いつもより可愛め?な感じ。


 つまり主人公だけが実体化して、他のデータ化した人々がそうなるまで時間が掛かるってことか。

 ロボットが主人公が住む海辺に食料などを運んでいて、データ上の彼女とも会話が出来ると。


 検索したら、データか残っているのは三千人ほどらしい。

 まあ、全員が実体化すれば、人類が復活できる人数だろうが。


 映画版の感想も読んだが、総集編に新作を付けただけらしい。

 何で、映画版を作ったんだろう?

 再放送は有難かったけど。



●【神之塔】


 ながら見状態だが、二クール放送なのか?

 キャラ数が多すぎ、もう何が何だか。

 

 これからチーム戦の開始のようだが、一チームは五人を上限にしてくれ。

 ワチャワチャ出て来られても、名前が覚えられん。

 

 『多数欠』同様にゴチャゴチャしているが、これが流行りなのか?

 片翼のガタイの良い兄ちゃんが、幼なじみの片翼の兄ちゃんとヨリを戻した?所は良かったが。

 

 もう単純に、こういう話で良いんだよ。

 能力バトルは設定が複雑化して、頭に入ってこないから。



 ――と言うことで、今回はここまで。

 次回に続きます。

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