第4話 「光?」なにそれ食べれる?
よく、こんな電話がかかってきます。
「お宅でお使いの光回線、今ならお得なお値段で交換できます。毎月○○円お得になります!」
ほお。それはお得だねー。(棒読み)
「うち、光じゃないです」
「えっ?!」
驚きを隠せない電話の向こうの営業のお兄さん。
「それでしたら、弊社の……」
光に入らせようとしているようだ。
「うち、光そのものが、きてないんです。」
「あ……あ、そ、そうですか、それでは、また光が開通しました時に……」
「ご苦労さまです」
ガチャン。
そう、うちは、光回線が来ていません。なので、未だにADSL。回線速度遅すぎて泣きそうです。恐らく、フリーズしまくるであろうことを考えると、在宅ワークとか無理(いや、常に、違う意味で在宅ワークだが)。リモート会議とかもキツいらしく、流石に農村地区の会議は、コロナとか関係なく、相変わらず近くの会館を使ってやっています。まあ、隣の家まで1km離れている地区なので、日常的に、十分なソーシャルディスタンス取れているからかもしれませんね。
市街地区(ゆーても、真っ昼間から、私の郷里で言うと深夜2時かな? っていう車通り、人通りのとこなんですが……)は、光がちゃんと通ってるのに、農村地区は、通っていない。何故なら、一軒一軒が離れすぎているから。好きで離れてるんじゃないぞ!!
最近になって、やっと農村地区の光回線工事計画が実現に向けて動き始め、7月頃から始まるっぽいですが……いつ来るんだろう、光……。「もっと光を!」とつぶやいた偉い人。「早く光を!」と怒る緋雪さんの夫。
そうそう、光回線サービスの電話で、
「うち、光回線そのものがないんです。通ってないんです」
って言って断ったら、
「いつ頃になったら通る、とかわかりませんか?」
って、頑張るお姉さんがいて、「……知らんがな」と思いつつ、
「いつ通ると思います? どうやったら通ると思います? なんなら通してくれるんだったら、そちらと契約させて頂きますけど、喜んで」
まくし立てて、お姉さんを困らせてしまいました。私としたことが……。
「光」……何それ食べれる? 状態から早く抜け出したい、農村地区の緋雪さん夫婦でした。
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