第11話 慣れてないこと

 ここ10年くらいで、北海道の気候も随分変わりました。


 とにかく夏が暑い!


 十勝は、北海道一、暑くなる所です。油断すると、35℃とか。

 

 ちょっと前までは、夏でも30℃くらいまででで、カラッと乾燥して、お天気で。まるでカリフォルニアのような気候だったのに。


 今は、夏に雨が多くて、梅雨のよう。ずっとジメジメしています。


 さて、このジメジメに慣れない人が、うちに一人。


 えびせんやポテチなどの袋を開けっ放しにしておくのです。

 確かに、私がここに来た時には、えびせんの袋を閉じる習慣などなく、放置しといても全然湿気しけません。カリカリ、サクサクのまま。

 高温多湿の所から嫁いできた私には信じられない光景でした。



 が、ここへ来て事情が変わってまいりました。

 最近の湿度はハンパないのです。

 雨の日なんかは、エアコンは要らないくらい涼しくて、28℃設定にしていたら部屋のほうが暑いくらいなのですが、除湿が欲しい。

 除湿だけで凄く寒くなるので困りものなのですが、この湿度に耐えられない道民。


 そして、夫は、湿度が高いことを忘れて、スナック菓子の袋を開けっ放しにする。

 今、まさにそこにスナック菓子の開けっ放しの袋があるのですが、試しに食べてみると、半日で湿気ってフニャフニャでした。

 ……しーらないっと。


 

 スナック菓子のことは、夫しか食べないので、どうでもいいんですが(オイ)、洗濯物が乾かない!!

 うちでは、毎日出る洗濯物の他に、入院中の義母の洗濯物、毎日の夫の作業着と、洗濯機の酷使ハンパないのです。洗剤だけで月に1万円を軽く超えます。

 こうして、日々、洗濯をするので、乾かないのが出てくると、干すところがない!!


 シーツとか、部屋のどこに干すのよ?

「コインランドリー行ってくれば?」

 ……皆、考えてることは一緒なの!

 湿度が高すぎて、バスタオルさえ、まともに乾かないのに、敷きパッドとシーツをお気軽に洗濯に出すなー(泣)。バスタオルとシーツ類持って、コインランドリーに自分で行ってこぉい!


 心の中で叫ぶ、嫁でございました。


 嫁は嫁で、高温多湿のところから来ているので、湿気には慣れているだろうと思われているのですが、真夏の低温多湿には体が慣れていないようです。特に湿度に弱い。

 除湿ごときで寒くなる部屋、普通に冷房にするとすぐ上がる湿度、いっそ窓を開けると入ってくる18℃くらいの、冷たい湿度90%を超える空気。

 どうしろっていうの?!



 乾燥しないので、お肌の乾燥皺かんそうじわはできません(そこ?!)。

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