第6話 賞を狙うってどういうことですのん

 公募が駄目だったからと諦めたわけではないけれど、じゃあウェブでやってみるかと思ってウェブ小説にも手を出し、こっちもさんざんな感じで。

 だけど、活動そのものはやめたらいけないと思いました。

 とにかく、ウェブでの出会いっていうのは良しあしがありまして、作品のアドバイスと思って言ってくれる言葉が、アドバイスじゃなくてただのその人の好き嫌い、好みの問題だったり。

 これは自分もやってしまいますしね。よかれと思ってアドバイスしたら、それは自分の得意分野とか読むジャンルの範疇でしかアドバイスできないわけで。

 その人の良いところを褒めるようなアドバイスって難しいですしね。

 自分は割と辛口コメントは平気なので。なんていうか、アドバイスもらって落ち込んで執筆そのものをやめる人いますけど、そうなったら本末転倒ですよね。

 物書きがしたくて執筆してアドバイスもらってるのに。そういうわけで、辛口はまあ、もらったらヤケ酒でもして解消します。


 賞を狙うことってどういうことなのかなと、気づいたのは短編コンテストで。お題があるんですが、お題に沿って書いたのに評価されなくてイライラしていました。

 お題だけでなく、その賞のレーベルカラーというか、お題からその先の読者層だとか。お題からどういった人が読むのかとかですね。そういうのが分からなくて。

 そこで落選したあとにどういうのが通っているのか読んでみますと、まあ文体も違うし、好みも違う。好みはまあしゃーないとしても、運営とか読者の求めるものが偏ってるなーというのを感じました。

 逆に、お題も好みで、その募集しているところがSFだったんですけど、割と好きなのでSFでは一次選考通れたり。

 自分の好きって大事だなと。

 このころからかな、作品書いてから応募先探すのはやめました。

 応募先を決めてから、その賞でなら書きたいこを書けるかどうかを吟味して、問題なさそうなら書いて送るようにしました。

 ただ、ファンタジー作品についてはまだどこに応募しようかと考えたとき、どのレーベルなら許容してもらえるのか。レーベルカラーを理解できていません。


 やっぱりウェブ小説書くの苦手だなと思っててもウェブ小説に投稿してますが、ここらで公募に戻ります。


 ウェブ小説投稿しはじめたのが2020年ごろで、やっぱ公募しようってなったのが2022ごろかな。それでも、公募で落選したらウェブに投稿してみようとも思うんですが。未発表原稿って、眠らせておくの悲しいじゃないですか。


 公募に戻るってなったとき、南米が舞台のバトルファンタジーを書きました。今2024年時点で選考中です。ラノベ? なのかな。精霊の守り人みたいなファンタジー書いて大人向けにして「日本ファンタジーノベル大賞」に送って、駄目だったから今は「富士見ノベル大賞」に送っています。ライト文芸と呼ばれるところです。

 ライト文芸と一般文芸の違いが分かっていない影津です。日本ファンタジーノベル大賞受賞作を読んでみたのですが、難しいですね。なんか、大人物って難しいんだーと送って落選してから気づきます。

 バトルものをライト文芸に送っちゃって大丈夫かどうかは、たぶんまた落選したら分かる。

 南米バトルファンタジー需要ないですかね?


 それから、影津は純文学に興味を持ちます。なんといっても、難しい作品ばかりが純文学じゃないっていうのを知れたのが良かった。

 純文学は五大誌っていう五つの雑誌が主催の新人賞があります。で、そこからデビューしないと直木賞と芥川賞は取れません。この二つはデビューしたプロしか参加資格がない。まぁ、そこまでは狙ってません。まず、デビューしないと。

 五つの賞からどこに送るか決めます。受賞作をかたっぱしから図書館で借ります。で、読んでて漢字が難しかったり対象年齢が上の作品が多かったところは、諦めます。読書した方の感想やレビューサイトで読後感などを理解します。

 残ったのは二誌。文学界新人賞を主催している文藝春秋と文藝賞を主催している文藝。

 まだまだ勉強中です。文学界新人賞は応募して落選後、こちらも受賞者の作品レベルの高さや文体など難しいと感じました。

 今は文藝賞に絞ってます。理由は受賞作の作者が若く、SNSやら推し活やらを題材にして書くことが許されるから。まあ、推しはいないんですけど。ただ、若過ぎてついていけないことはたまにあるかな……。しかし読んでいて、素直に作者さんが自分のことを書ける私小説的なものを感じ取りまして(影津がそう感じただけです。全部架空の人物で私小説ではありませんと言われたら困ります)、人の人生を垣間見た気がしてよかったです。

 まだ純文学では予選通過できておりません。さらなる読書に励みます。

 現在、足首を拾った話を応募中です。2024年。結果は10月か11月ごろ。影津名義では応募しておりません。一番悩んだのは、一般文芸で使えそうなペンネーム。


 ホラーもがんばってます。エンタメはホラーのみに絞りました。

 ホラーは応募先が少なくて悲しいですね。

 横溝正史ミステリー&角川ホラー大賞、ジャンプホラー大賞。あとはノンジャンル募集のライト文芸の賞か小説野性時代?

 横溝正史ミステリー&角川ホラー大賞、ジャンプホラー大賞。あとはノンジャンル募集のライト文芸の賞の三つに絞ります。横溝正史ミステリー&角川ホラー大賞は好きな作家さんがたくさんいるんですが、自分はこのレベルを書けるとは全然思ってないのに応募してます。なんというか、憧れますしね。あと、ここは使いまわし禁止ですから。

 次にノベル大賞(ライト文芸の賞)に応募しました。後宮ものが流行ってるのにホラーを出してもいいってどういうこと?

 まぁ、出してしまったものはしょうがない。落選しました。今度アルファポリスのホラーに出したい。ウェブ小説投稿サイトですけど。ホラーは出せるところの数少ないから許してくれ。


 影津、短編の賞に二作受かる。ノベル大賞に応募したのは、これがきっかけもあったんですが。短編の賞はどちらもウェブ小説投稿サイト経由ではないです。これもあって、公募頑張ろうと思いました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

書き方備忘録 影津 @getawake

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ