タグに不穏さしかなかった・・・

導入から微かに匂わせる違和感が物語の魅力を引き立てています!
分からないままに分からない場所を彷徨うという感覚が経験したことがないにも関わらず、臨場感溢れる描写で頭の中で想像ができてしまいます。

個人的にポツリと呟かれるように挟みこまれる本音がとても生々しく感じられました!
そして導入章を読み進めていくと新たな事実と向き合うこととなります・・・が、何もかもが手探りだった頃に比べればマシなんじゃ・・・と思えるほど!

異世界モノはある程度、導入時期で目的が見えるものですが、この作品は徐々に薄っすらと瞼を開くように目的が見えてくるという先の展開に希望を見出すものなのですが、どうしても不安の影が付き纏います!

そもそも・・・というなぜ。を解き明かしていくモノと考えても良いと思います!
異世界に拉致のような形で連れ去られた主人公の行く末をみなさんも見守ってみるのはいかがでしょうか?

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