大賢者の弟子は、師匠の隠し子に恋をする～魂を供養する旅はデートともいえる～

目の前で愛する師匠が、兄弟子に殺される姿を目撃した少女、スピネ。
彼女は師匠である大賢者が命を落とす前に『一骨と名乗る男を訪ねろ」と遺言を残した。その人物こそ、大賢者の隠し子であった。

世界に分断された魂を供養するため、スピネは一骨と共に旅にでることになる。

一骨は愛すべき師匠にそっくりで、乱暴な性格でありながらも優しさを魅せる。
憧れた人の容姿とギャップを受けてスピネは次第に一骨に惹かれていく。
しかし、一骨はその視線に気付かないまま旅を続けていくのだった。

これは、大賢者の魂を供養しながら、恋を育んでいく二人の恋愛冒険譚だといいな。