事件が本格的に起こる前から、不気味さが漂う。その空気が秀逸。煽り運転という身近にあり得るトラブルからの怖さはなかなか怖い。犯人の思惑がわからないのがリアルだ。
認知症の老人を乗せた介護タクシーの女性ドライバーが謎の黒い車に高速道路をあおり運転され続けるお話。――黒い車を運転するのは誰か?話が展開されていく中で、さらに予想外の展開もされるのが、秀逸で…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(331文字)
あまりに面白くて一気に読み終えてしまいました。二転三転する謎の車の正体と、迫ってくる臨場感にヒヤヒヤします!
本作の特徴は、その作り込まれた場面であろう。そうした場面は、良質な海外ドラマなどで良く見られる。これらは、その撮影に莫大な金を投じることになるので、事前にどういった場面を撮るかというのは詳細に作り…続きを読む
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