燕の篭(ろう)はひとりの男の体に憑いた。が、その男の体は鬼の塊だった!
- ★★★ Excellent!!!
作者さまの、素晴らしい筆致で描かれた、見事な作品。
無邪気な燕の篭(ろう)は、受けた恩を返そうと、ひとりの男の体に憑きました。
ところがその男、普通の男ではなかったのです。
その男、十馬には、祓いきれないほどの、凶悪な鬼が、いくつも憑いていたのです。
十馬は、どうしてそんな体になってしまったのか。
そして、十馬に憑いた鬼の凄まじい力を利用しようと、暗躍する者たち。
弟、宋十郎と共に、鬼を祓うために旅立つ、篭(ろう)=十馬には、どんな運命が待ち受けているのでしょうか。
あなたの目で、見届けてください。