読んで楽しい、つくって美味しい飯テロ

ある日、主人公は道端でハムスターと出合う。
少し悩むが、ぼろぼろな姿のハムスターを見捨てられず連れて帰った。
見つけたときから変わっていることに気づいていたけど、拾ったハムスターはただのハムスターではなかった―― 

青年とハムスターが飯テロを展開しますが、まず青年とハムスターが変わっています。

主人公は金髪のヤンキーで過去に謎あり。ハムスターは人の言葉を話すことができ、眼鏡をかけていて賢そうではなくハゲてて絶妙にかわいくないという設定。

「えぇ??」と声が聞こえそうですが、この一人と一匹(?)の物語がとても楽しいのです。

主人公とハムスターがつくる料理にはひとつずつ物語があり、食事に彩りを咲かせます。

誰かと一緒に料理することの楽しさ、食事する時間の大切さが伝わる面白くてやさしい物語です。

小説を読むだけで満足しますがレシピがあるので料理にチャレンジできます。料理をつくる楽しみもある物語なので読んでみてください。

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