概要
恋愛拒否した青年が歌姫と向き合い、幸せになるまで
孤児院を訪れた青年は、廃墟に変わり果てた跡地の前で、五年前に共に暮らしていた少女が貴族に買われた話を耳にする。
もう会わないと言い切り、ライアの元を離れたフロンだったが、遠くの地から今でも、彼女の幸せを想っていた。青年は心配を募らせ、残された手紙を頼りにライアのいる屋敷に向かう。使用人として入り込み、誰も彼女に会うことが許されない中、隠れ再会を果たす。
青年は早朝、逢瀬を繰り返しながらも自分の想いを押さえることが日に日に難しくなっていることに苦悩していた。
好き合っていても結婚できなかった両親の間に生まれたため、自分を、親を憎み、愛し愛される関係を今でも拒絶していたからだ。
そして、青年は屋敷の息子と対峙することになる。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?