パンは哲学に置き換えられる

人⇒パン。
このアイデアは、絵本に向いています。人をパンに例える発想は興味深くかつ子どもも食いつくでしょう。せび絵本にしてほしいです。

さてこの作品、今まで拝見したパン企画の中で一番メッセージが直線的でした。(シーンではなく思考で書いていますね)パンにはいろんな種類があります。作者はあえて選んでいません。相手に選ばせるという手段をとっています。発想を武器にした作品です。

個人的に、人をパンに例える発想は男の子だとしっくりきます。(完全な偏見です)
青年だと不釣り合いだし、少年は発見しても深く掘り下げなさそうです。
幼い男の子がふと人とパンの多様性を重ねた……と自分は感じ取りました。
でも、これっておかしいですね。言葉選びや漢字の多さから明らかに男の子の年齢ではありません。それなのに自分は「男の子だ」と間違った受け取り方をしています。感覚で読むと短い文でも見当外れな感想を抱くのですね。もし作者が意図的にズラして書いたのなら読み手は惑わされそうです。