概要
誰にも信じてもらえないだろうけど、私だけは知ってるからね？
昭和60年、僕はお気に入りのキンニクメンの消しゴムと共にお遣いに出かけていた。
その途中の自販機、受け取り口に置いてあったオレナミンCの瓶。
僕が手を伸ばそうとしたその時……。
その途中の自販機、受け取り口に置いてあったオレナミンCの瓶。
僕が手を伸ばそうとしたその時……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!「こんな凶悪な人間など昔はいなかった。昔の方が良かった」は嘘。
色んな場面で「昔の方が良かった」という論調がありますけど、社会からはみ出してしまう凶悪な犯罪者というのは今も昔も似たような人口比でいるのだろうなと、私は思っています。
私はこの作品に描かれている昭和六十年に少年でしたから、この作品の中でモチーフとしている事件を覚えています。
・昭和六十年という年にはこんな事件があった
・それを真似て実行するバカもいた
・時代を問わずそういった犯罪者は一定数いる
みたいな事は言えると思っていまして、それが今の若い人に伝わる事はいいことだなと思っています。
この作品のメインテーマは私がこれまでに述べたトコロにはなくて、読後感も爽やかでとてもいい作品です。そ…続きを読む