彼女が覚悟を決めるまで

主人公を取り巻く環境、心情、そういったものの描写が非常に丁寧に描かれ、それ故に彼女がようやく得た友がどれだけ貴重かということが際立っている。
だが、それでも主人公はごく普通の少女なのだ。武器を手にしても即座に友を救うとは言えず、戦うとは言えず、それは当然のことだろう。
そんな彼女が戦うと決意するまでの流れというのが、押し付けがましくなく納得ができる。
非常に綺麗な物語であると感じた。今後の展開を期待している。

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