第34話 北鎮モータリゼーション

「わあ、ちゃんと稼働してますね!」


ゴウンゴウンとコンベアで完成した車輪が運ばれていく。その先は車軸整備所につながっており、運ばれた車輪は、一列でゆっくり流れてくる装甲車の車輪に付けられていく。


「壮観ですわ……」


上洞院もそう漏らす。


玲那は今、三三式装甲車の生産工場に、上洞院とともに訪れている。本来ならたぶん玲那だけでも良いのだが、多忙である松方が北鎮関連の投資の一切を彼女――上洞院茶路に一任している。

そういうわけで、車輛工廠に際する経緯は上洞院のほうが詳しい。ゆえに乙女二人して油臭い陸軍工廠を訪れているわけである。


「これわ、belt conveyorお、使った、new styleの、生産 laneになりマァーす!」


皇族の視察を前に、慣れないどころか、意味もよく伝わらない日本語を使ってでも、熱心に取り入ろうとする、この工場の主、ヘンリー・フォード。


「ベルトコンベアー。よくこんなものが今の皇國の技術力で作れたものね」

「と仰いましても、すだれですもの」


ベルトコンベアーという文字面から想像するゴムの流れ作業レーンの代わりに、強靭な竹で繋がれたすだれがガタガタ鳴りながら回っている。


「ゴムの工業加工はまだ実験の段階ですわ」


ゴムの発見とその加工法確立による工業への利用は、実は1900年代初頭―――ここ最近のことである。


元来ゴムは、夏は溶けやすく冬は固くボロボロになりやすい。

工業製品には使用できたものではなかったが、硫黄を加えるといった、加硫と呼ばれる架橋反応の一種を利用することにより、ゴムの弾性限界が大きくなり、工業加工ができるようになるのだ。


史実では、明治37年、 炭素系工業微粒子カーボンブラックがゴムの補強性に効果があることが判明。明治39年、加硫促進剤の発見により加工が可能になる。対ロシア戦争が明治38年だということを考えれば、まだ実用的ではないのも当然だ。


「とはいえ。カーボンブラック――炭素主体の微粒子を混ぜて、ゴムの強度を高める技術の開発は、つい昨月に成功していまして」


「カルシウムとか鉛とかではいけないのでしたっけ。加硫まで時間がかかるとか、物性や耐久性が悪いとか耳には挟みましたけれど」


「左様にございますわ。炭子カーボンブラックによってゴムの物性向上と加硫時間の大幅短縮ができるようになりましたの。まだ実験段階と申しながらも、一定時間で安定した品質を得ることができるようになりましたわ」


「ゴムの大量生産法は近い将来確立できると見るべきですね」


自動車の大量生産において本当にゴムは多用される。言わずもがな生産レーンのベルトコンベアーからタイヤ、配電線の絶縁体にまで使われる。工業ゴムの大量生産無しでは自動車の大量生産は実現しないのだ。


「ええ、ええ。欧米への売りつけも決定してますわ、頑張って頂きませんと」


大蔵省の画策としては、戦時中の大量生産が成功すれば、自動車の加工貿易を開始するつもりなのだそうだ。

ゴムの原材料である天然ゴムは英領マレーとタイ王国からの輸入で賄っている。すでに綿花の件で、皇國への原材料輸出は滅茶苦茶に儲かると知っている大英は今度のゴム輸出も快く受諾してくれた。今や英国との関係はかつてないほど親密になっている。


「日露戦争においては後方の輸送を徹底的に自動車で行いますから。」


玲那はそう言ったあと思わずため息をつく。


「鉄道輸送に頼りたいのは本当にやまやまなのですけど、朝鮮王国両班が全く酷いものでして。複線化にも四苦八苦という有様です」


「地主や両班などの既得権益層によるの妨害が激しいとは聞き及んでおりますわ。まさか複線化だけで5年かかる試算なんて」

「ええ……けれど、これ以上譲歩することはできません。戦争中は新義州までの物資輸送を鉄道によって行います。が、満州においては、鉄道がロシア運営下にあるのも相まっていまして。朝鮮半島のように鉄道建設には至れません。」


上洞院が言葉を継ぐ。


「更に、圧倒砲火支援の下、電撃戦を敢行する以上は補給を高速でかつ大量に反復して前線へ送り届けなければいけませんもの。どちらにしろ満州での鉄道補給は現状、向いているとは言えませんわ」


電撃戦をする以上、前線は高速で進み続ける。破壊された鉄道を修復し、ないところには鉄道を敷き、貨車を延々運んでいる暇などないのである。


「そこに簡易的な道路を建設するだけで前線への物資補給が可能になる自動車を投入すれば、戦局を大きく変えられるに至るかもしれませんしね。」

「この国馬は基本的にずんぐりとしていて軍馬にも競走馬にも適さない半端なものなのですもの、史実の人馬輸送もただただ非効率なだけでしてよ。」


彼女は文句を吐く。


「馬は積載状態で時速5km行けばいいほうですし、その積載量も多くなく、休息も必要、衛生状態は保たねばならない、さらに食料は喰らうし糞はする、世話も必要ですわ。馬の多用は兵站に大きく負担をかけますの」


「更にそもそも、そこまで皇國には馬が居ないし、その管理能力もない。だから清朝との戦争において帝国陸軍は物資不足に苦しんで現地購入を余儀なくされておりました」


対して、と玲那は続ける。


「自動車―――三十五年式輸送車は、2tの積載状態で、整備道路では時速20kmを叩き出す。現地に整備部隊と燃料補給所は必要なものの、馬を使うよりは遥かにマシかつ、馬餌も不要」


「本当に素敵ですわ。素晴らしいこと!」


彼女も大喜びだ。

次々とベルトコンベアーで流れていく輸送車を見ながら玲那は感嘆する。装甲車工場と謳ってはいるものの、工場内には肝心の装甲車の姿がほぼ見当たらない。


「ほぼ輸送車ですわね…」


「前線で走り回る装甲車や自走砲、兵員輸送車は合わせても精々4000台の納入が関の山です。対して求められた輸送車の納入要求量は……8万台。兵站はそれほど重要で、戦局を左右しますから」


何故近代戦において兵站が重要視されるか。それは、優勢火力ドクトリンが主流になるにつれ、弾薬の使用量が飛躍的に伸び、そのため大量の物資を前線へ送り届けねばならないからだ。その大量の弾薬を生産するために、国家総力戦体制が必要になってくるわけで、ドクトリンの変革が戦争の在り方を変えたと言っても過言ではない。


「そして大量消費が、財政を圧迫するわけでして…。」


そういうことである。大蔵省での給仕(?)を始めてからというもの、いつも彼女は手帳を片手に帳簿をつけては一喜一憂している。融資の管理を任されているらしい、

確かにこの工廠も大蔵省の支援なしには陸軍中央部から不採算として潰されていただろう。


「嬉しいことではあるのですけど」


”money"と呼ばれる単語一つで感情がコロコロ変わるようになった。非常に単純。単細胞になってしまった。


「なんか今非常に失礼なことをお考えでして?」

「いえいえそんなわけ…」


何だこの娘エスパー気質あったのか。


「さて問題です、これだけの自動車の燃料、どう賄ってるんでしょう?」


話題を変えてどうにかしようと試みた。

それが残念ながら、彼女を更に不機嫌にする。


「それは……松方の爺やに任せますわ」




・・・・・・

・・・・

・・




車窓から見える日本海……とは言っても、線路の上を走っているわけではない。


「乗り心地は少なくとも馬車よりかはマシ……いや、当然か」

「ええ。フォードさまも良いものを作りましたね」


相方は上洞院から松方へとバトンタッチ。玲那は窓の外へため息を漏らす。


「まさか玲那たちが試作品に乗るとは思いませんでしたけれど……」


そう、我々は輸送車(試製)(タイヤが藁束)で、北陸道を絶賛南下中なのである。

ドライブデート? 断じて否である。社……ではなく国畜の労働の一環だ。


「しかし……従業員のことは気になります。玲那があんな機械的な労働、嫌になったりしないものなのでしょう……?」


装甲車工場の労働環境に思いを馳せて、玲那はそうぼやいた。

あの流れ作業による生産技術革新は、工員にとっては同じ動作だけの単調な労働を長時間強いられる極めて過酷なものであるのは、傍観者の玲那でも容易に想像がついた。


「姫宮のおっしゃる通りです。人員異動や退職は多く、未熟練工員の雇用や訓練コスト高に結びつく可能性があります。……けれども史実、フォードはどうやって対処したとお考えです?」

「え。むうぅ……労働者を沢山雇って交代制にして負担を軽くする、とか?」


あれは莫大に儲かる。労働者を沢山雇えない理由がない。


「カネが腐るほどある、という見方は正解でございます。けれどもっと単純な方法で応えたのです。………熟練工の日給を倍増させたのです」


彼は語る。


「フォードは熟練工の日給を、全米平均日給の2倍である5ドル=10圓へと引き上げました、勤務シフトを1日9時間から1日8時間・週5日労働へと短縮もしたのです」

「すると?」

「結果応募者が退職者を上回り続けることになりました。日給5ドルは年収なら1,000ドル以上になります、T型フォード1台を購入してもなお労働者の一家がつましい生活を送りうる水準です」


なるほど、そうやって労働者に買わせるわけだ。いい商売だ。


「この国でも彼は、やはり日給をあげていくようです。……さて、現在の日雇労働者の日給は平均63銭です。この陸軍車輛工廠では、日給いくらを宣言したかご存知ですか?」


玲那は瞬考で答えを漏らす。


「え……、日給8圓」


ふむ……と松方は眉を寄せる。


「高く言わないでください。姫宮が安く言えば、その後の私の答えで大衆が『オォーッスゲェー!』ってなって大反響、ついでに私も人気者になるところでしたのに……」

「いや、玲那しか聞いてませんから」


つくづく変なやつだと思った。


「……ちっ、日給2圓30銭です。皇國の平均日給の約4倍でございます」

「それでも、御大層ですね……」


まあ逆に考えれば、史実この時代に日給10圓でも平均の2倍でしかない合衆国スゲー、とも考えられる。皇國の人件費安すぎ。合衆国の8分の1って……。


「流石に史実同様の賃金へ一気に上げるとなれば、皇國日給平均の約16倍となってしまい皇國経済に混乱を与えてしまいます。……加えて、ほら、人件費が安ければ、製品も安く…、すると、買う側は我々でございます……」


彼はニヤニヤしながら左手の手のひらを上に向け、人差指と親指を擦り合わせ始める。買う側でありながら値段設定できる立場を利用して、できるだけ値引くってか。悪徳商法極まりない。通報せねば。


「だれかぁー! ここにタチの悪い貴族がいて、労働者を搾取しています!」

「いや、私と姫宮以外誰もおらぬでしょう……」


つくづく変なやつだと思われた。


「けれどしかし、安きは善き、にございます。人件費の安さに乗じて自動車の加工貿易の目処も立ってきますので。戦後は紡績から鋼鉄を経ずとも、自動車産業の加工貿易へ飛び級というところまで見据えることができましょう」


松方は言葉を継ぐ――史実、フォード最盛期の1925年にはT型フォード1台の値段は、新車なのにもかかわらず、290ドルという法外なまでの廉価になった。これは2005年物価換算で、3,300ドル=33万円相当になる。


さて、合衆国の8分の1の人件費で済む皇國が、この自動車を史実のように量産、世界に売りつければどうなるだろうか。

高い輸送費を差っ引いても、革命沙汰だ。


「戦に負けなければがっぽり儲けれます。中国分割から一年、紡績の加工貿易で勢いづいた現在の成長水準を維持しながら駆け抜けることができれば、第一次大戦の、14%台の高度成長が望める大戦景気に突入できるかもしれません……!」


彼はそう言うと、血走らせた目を流れ行く車窓の外へ向けて、荒い鼻息を収め、ゆっくりと一息。それから、落ち着き払った声で呟く。


「それが実現するならば、第一次大戦が終わる頃には……皇國の経済規模は独・仏・伊を完全に抜き去って、果てはあの大英帝国さえも追い越し―――名実ともに世界第二位の経済大国となるのです」


その雰囲気に、半ば困惑しながら尋ねる。


「それはどういう」

「現在の想定通りにいくなら、1920年すなわち大正9年の予想国力は――昭和39年。つまり1964年。史実、東京夏季五輪開幕の年の戦後日本に匹敵することになります」


遥か日本海を眺めながら彼は続ける。


「――1920年において、皇國は合衆国の6割の国力を持つに至ります」


おもむろに手が震える。

戦慄いたのだ。


「史実、昭和16年の開戦時、皇國の国力は4倍しても合衆国に匹敵しませんでしたよね…。それが、大正9年時点で、すでに対米6割―――。流石にそれは…。」


玲那は自分で述べた内容に、言い終わってから絶句する。


「ですけれど、これは最大限楽観視したときの数字にすぎません。大戦後は戦後恐慌、大正12年関東大震災、昭和不況、世界恐慌など、述べ立ててもきりがない鬱なイベントが盛り沢山です」


この通りうまくいったとしても、この後は成長は低迷するだろう。と松方は笑う。対して合衆国は『黄金の20年代』だ。確かに皇國は大戦後合衆国に大きく引き離される可能性は、確かに十分ある。


「けれど」


でも、そんな笑いも収め、彼はこちらに向き直って告げる。


「――可能性が一塵でも見えてきたという事実は、揺るぎませんわ。」


頭のなかで松方の言葉が反響する。

枢密院の最終目標、並びに上川宮廷の目標――『世界大戦の回避ないし勝利』。国力的な意味で、今まではその形がはっきり見えたことはなかったが、着実にそこへ向かって歩みを進めていた。そして今。全貌が、鮮明に現れたのだ。


すると、建前の目標を達成した玲那に残されるのは本音のみ。

否、あの時誓ってから揺るがない、最終的目標に、取り掛かる。


「終着は――、まだ遠い」


思わずそう言葉が漏れた。同時に何故か、何処か非現実的に感じた。

この長い『旅』の始まりからその終わりまで、きっとその至上の命題は変わらない。だから、日常から剥離したように感じてしまう時点で、その『全ての原点』から玲那は離れてしまったのかもしれない。


半ばボケかけていたところだった。いい機会、気を引き締め直す。


「いや、もうすぐ終着ですよ?」


松方正義は、玲那の言葉をそのままの意味で捉えていた。

車を停止させ、車外に出る。


「つきました」


その言葉に触発されて、玲那は我に返り、外に出て空気を吸う。さすが省立保全地帯、おいしい空気だ、と言おうとして思わず吐き出した。


「ウォェッ! 空気が、不味い!!」


一瞬、事態を把握できずにポカンとした松方だったが、すぐに豪快に口を開く。


「ぐはははははっ、環境保全地帯か自然保護区に連れてこられたと思われましたか!?」


空気が濁っている。というか汚染されている。大気汚染の具現化だ、光化学スモッグだ。何が美味い空気だ、化学微粒子山盛りじゃねえか。激しく咳き込み、涙目になりながら玲那はあたりの景色を見回す。

どうやらここは高台のようで、眼下に工業地帯が広がっていた。それも、排出炎があったり、巨大な採掘機があったりと、まるでかつて教科書で見たアラブの石油採掘の様子のようで。


「え…?石油採掘…??」


ここは本州だ、石油など出るはずがない。


「いい勘をお持ちのようでして、正解です。ここは新潟県新潟市、列島最大の油田―――新津油田ですわ。」


「は……??国内に、油田ですか…?」


彼はその言葉を聞いて、不敵に笑う。


「皇國に石油がないと、誰が仰りました?」

「え、でも無資源国家だから、あの大戦に負けたんじゃなかったのです?」

「まあお待ちください。『資源の博物館』という言葉をご存知で?」

「……」


確か中学校で教わったような教わらなかったような。


「そう、石炭、鉄鉱、ウランから翡翠、果ては天然ダイヤモンドまで。この列島からは何でもかんでも出てきます。ただし反面、量は本当に少ないのです。だから、『博物館』なのです」


ですけれど、と彼は続ける。


「それは戦後の話にございます。何故無資源列島と化したか。それは、明治期に採掘しすぎたのです、資源を。もともとこんな狭い列島です。産業革命で掘りまくった結果、すぐ枯渇して当然です。――元来、この列島は無資源ではありません」


「それで…、油田が存在するわけですか」


「けれど採れる量は多くはありません。最盛期で年産12万キロリットル、ごく僅かです。それでも、石油を費す産業がほぼ存在しないこの時代――前線での需要を満たせる量はあります」


彼は歩き出す。


「足りない分はどのみち大英からの輸入に頼ることになますでしょうし、この採掘は採掘技術力と経験獲得のための試掘、とも言えましょう」


石油を自力で採掘し、精製して、供給することで、かなりの経験を得られるし、採掘の技術力は伸びると彼は言う。どのみち第二次大戦前には皇國は満州か中華か、樺太かの油田を使って石油を自力で供給できる体制を整えなければならないのだ。そのための試掘油田であると、彼は語る。


「今のうちから、この分野に力を注いでおかないと、時間がありません」


皇國に巨大な油田などあるはずもなく、ないものの技術力は、どうしても伸びない。反面、油田のある合衆国やソ連、大英はそれを伸ばしてくる。ここで対応しておかないと不味いのだそう。


「突然ですけれど質問です。この油田は枢密院や北鎮主導ではありませんの。民間でして。さて、その企業の名をご存知でしょうか?」


唐突過ぎてどう切り返せばいいのかわからず呆然としていると、勝手に松方が喋りだしてくれた。


「明治期から、石油の有望性に気づき、『将来必ず油の時代になる』とまで断言しまして、試掘を始め、大戦時にはその石油系技術力で史実帝國を支え、戦後には石油貯蔵タンクの底に、社員総出で潜り、石油を掻き出して―――」


記憶を探る、暫くして、一つ思い当たった。


「果ては、戦後数年にもかかわらず、大英を敵に回して、あの―――『日章丸事件』を引き起こすまでに至った、張本人」


そしてその脳裏に浮かんだ答えは、確信となる。


「戦後の石油超大手となる日本企業、その創始者であり、すべてを支えた、勇猛なる男の二つ名を―――」


「「『海賊とよばれた男』」」


気付けば松方と声を重ねていた。

自然と、滑らかに口が動く。


「―――出光佐三。彼はもう、『出光興産』を立ち上げていたのでしたっけ」

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