ぼくは、不思議なお兄ちゃんに導かれた。

 主人公の僕には、周りの人には見えないモノが見えていた。透けている人。欠けている人。しかし、皆は、そんなモノはいないと言った。そして僕を皆で嘘つき呼ばわりしていた。お母さん以外は――。
 そんな日常を送っていた僕の家に、ある日、来客があった。半分透けているような、不思議なお兄ちゃんだった。僕はそのお兄ちゃんと一緒に家を出た、はずだったのだが……。

 甦る記憶と、青年の正体。
 そして母親の願いとは?

 是非、御一読下さい。

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