ぼくは、不思議なお兄ちゃんに導かれた。
- ★★★ Excellent!!!
主人公の僕には、周りの人には見えないモノが見えていた。透けている人。欠けている人。しかし、皆は、そんなモノはいないと言った。そして僕を皆で嘘つき呼ばわりしていた。お母さん以外は――。
そんな日常を送っていた僕の家に、ある日、来客があった。半分透けているような、不思議なお兄ちゃんだった。僕はそのお兄ちゃんと一緒に家を出た、はずだったのだが……。
甦る記憶と、青年の正体。
そして母親の願いとは?
是非、御一読下さい。