概要
ヴラド三世と、しゅわしゅわ弾けるオレンジサイダー。
霊感のまったくないカズキに付き添って、あたしは夜の公園でヴラド三世(黒猫)を探している。
KAC2022参加作品。
第3回お題【第六感】
©月音
KAC2022参加作品。
第3回お題【第六感】
©月音
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!泡は淡い想いの象徴で……。柑橘系の爽やかな恋愛模様をあなたに!
しんと静まりかえった夜の公園で、黒猫のヴラド三世を探してまわるカズキとあたし。
祖父から占い師の仕事を継いだカズキには霊感が全くないので、請け負う仕事は何でも屋めいている。それでいて、彼をじっと覗き込む霊のたぐいも少なくなく、霊感ばっちりのあたしは気が気でない。霊能に関する仕事は、あたしが手伝っているというわけだ。
あたしは彼に懐いている。何故なら、あたしに手を差し伸べてくれたのは、このカズキだけだから。それはあたしの永遠の孤独を癒す救いの手に他ならず……。
本来は交わらないはずの道を共に歩くことになった二人。その間を繋ぐのは、しゅわしゅわと弾けるオレンジサイダー。想いの丈を打ち明けたら、…続きを読む