天空を駆け抜けて闇を切り裂け!吠えろ霊狼!再びこの世界に光を取り戻せ!

——始まりはカナダ極北で起こった天変地異。

その地で起こった現象で太陽が消えた。人はそれを「闇のオーロラ」と呼んだ。混沌な世界に地球が滅亡の危機に……。それは浸食を繰り返し、闇の霊獣を連れて恐怖を運んでくる。

一体誰がこの窮地を救うのか?前作の『コード・オリヅル』のメンバーが陰ながら参戦……。オリヅルフアンなら堪らない一作。

主人公、蒼仁をサポートする面々のやり取りが、なんとも面白い。オリヅルのお馴染みの強烈キャラも各自健在です。

キモとなる『天空』『光架』『双焔』『刃風』の加護を持った四体の霊狼達。どの様な形で、この四体の霊獣に出会うのか?物語が進む上で徐々に明らかになっていくのですが、一連の流れで垣間見えるヒューマンドラマも見逃せません。

何が悪の根源なのか?どうして闇のオーロラが現れたのか?それらは何を意図しているのか?果たして闇のオーロラを消し去る事は出来るのか?謎が多く、彼等が導かれるのは北の大地。闇のオーロラから煌界へと続く回廊の先は……?

極北の地であるカナダ。移動に使う犬ぞりの描写もワクワク感が躍動するようです。同乗する🐹の存在感も結構和ませてくれます。
シリアス有り、コメディー有り、バトル有り。飯テロも当然、ありのありありです。

壮大なアドベンチャーファンタジーの世界が日本から極北へと今、幕を開く!

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