幻想的なファンタジー×サスペンスなSF×哲学的でキャッチーな会話

イメージの奔流というのでしょうか。こちらの作品、読んでいると、頭につぎつぎイメージが飛び込んでくるようで、また、作品世界に引きずり込まれるような感覚に陥ります。

幻想文学やSF、サスペンスなどを混ぜ合わせたような作風です。
哲学的なやりとり。思わず身震いするようなセリフ、描写、表現。本当に先が気になる、SF的モチーフや展開の数々。

また、メインとなるふたりの主人公はもちろん、登場するキャラクターはどれも印象的で、キャラクター全員が、リアルな生気を帯びているように感じられました。ちなみに……私の推しは、双子ちゃんたちです。

まだ連載中の作品なのですが……、本当に、結末の予想が付きません。そればかりか、次の場面転回さえも。

静かな語りに、思わずドキッとするようなストーリー、交わされる会話の楽しさ、などなど、魅力あふれる作品ですので、ぜひ一度読んでみてくださいませ。