就活に疲れた主人公が迷い込んだ食堂。そこには怖そうな老婆が包丁を持っていた。これはベタベタにホラーな話だ! と思うと優しい世界のお話でした。ラストもうまくできています。私もこの食堂行って食べてみたい。
なんて優しさなんだろう。なんて優しさなんでしょうね。おばあさんがくれた不思議なお品書き。文字が変わっても、そのあともっと涙が出るに違いないのです。
発想も描写も素敵だなと思った。画の見える小説は大好物。優しい「だけ」が優しさじゃない。それとは別に、瞬き禁止で最後まで刮目ください。
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