この世界では災いを生み出す魔女が忌み嫌われている
そんな魔女の駆逐専門家を目指す駆け出しの青年と
近隣の住民に慕われ、災いなど無縁そうな一人の魔女
正反対の立場にある若い二人の不思議な関係は
悪しき因縁なのか、それとも良き運命なのか……
この作品の作者様は文章力がとても高く、冒頭から少々複雑な設定ながら最初の数話ですんなりと理解することができ、そのまま物語の中へ引き込まれてしまいます。
ちらほら登場する難しい言葉も使い所が上手く、心理や情景のかっこいい描写に一役買っており、まるで美しい映像が頭の中に浮かんでくるように読み進められます。
今のところヒロインである魔女さんはツンツン女子といった雰囲気ですが、主人公のことを特別に気遣っているような面も見受けられ、この先、この二人の関係がどういった方向に進展していくのか実に気になるところです。
肝心の物語の内容は、二重三重に罠が仕掛けられていそうな展開でしょうか? 誰が敵で誰が味方なのか、現時点では謎が多く、先がとても気になります。とはいえお話が進む速度は早く、ある程度の小さな区切りでスッキリできるので、どんな方でもさっくり読める作品ではないでしょうか。
かっこいい言葉遣いと文章力、そして表現力が高めの、おすすめ作品だと思います。
※ このレビューは不死の魔女編終了時点で書きました
「魔女と、それを駆逐する審問官」と言われると、戦闘主体の物語なのかな? と思われるかもしれませんが、それだけではありません。
審問官の行動は教会法によって厳格に制限されていて、魔女を駆逐するためには、魔女であると自らの意思で告白させること、そして魔法の行使を現認することの「両方」が必要なのです。
だからこそ、繰り広げられるのは手に汗握るような心理戦。(対魔女だけではなく、お仲間さんとの駆け引きも素敵!)もちろん魔法を使った戦闘シーンも堪能できます。
ご都合主義な展開はなく、硬派なのに読みやすい。そんな本格ファンタジー小説。
ぜひ、多くの方に更新を追っていただきたいです!!
※一瞬で魅了されてしまったため、冷静なレビューでない可能性があります。
この作品は魔女と教会というとてもオーソドックスな題材で書かれています。
硬派な作品と言えるでしょう。
そして、ハードボイルド感満載の主人公!
危険な色気を持つ魔女(ヒロインかな?)
そんな二人が出会ったら、当然化学反応が起きます。
この作品は間違いなく色々な顔を持つ傑作です!
すこーし文章は硬いですが、とにかく読んでみてください!
硬い文章がクセになるはずです!
この作品は硬い文章で書かれるからこそいいのです!
慣れてしまえば、この作品はきっとあなたを魅了します!