失われた四季を取り戻す為、集まりし四人の青年・少年の物語

日ノ本と呼ばれる国を豊かにする美しき四季にから、夏と冬が失われる。
これは、四季と方角を司る国神の依り代となる四枚の鏡のうち、二枚が何者かによって奪われたことによる影響。
この鏡を取り戻すため収集された四人に青年・少年たち。生まれも育ちも違い、各家の思惑もあるなか始まる物語。

クールで優しい長男的『明虎』、言動に乱暴さがあるが面倒見のよい『友春』、礼儀正しく真面目な『朱』、三人に比べ幼く甘えん坊な末っ子的『冬嗣』

スキのない布陣でお送りするイケメン四人。序盤のぎこちなさが徐々に信頼へと変わっていく過程をお楽しみいただけるかと思います。
物語としても依り代の鏡と神を巡る敵と味方の攻防、そして鏡を取り戻すだけの旅かと思われた戦いは、大きな厄災の影をちらつかせ壮大な広がりを感じさせます。

イケメン好きとしても、物語好きとしても楽しめる作品だと思います。

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