戦国一の鬼武将が奥方好きだった件~鬼の巣窟に嫁いだのにこんな供給聞いてません!
ユウ
序章
血を血で流す時代、戦国時代。
天下統一を狙う武将たちが戦を仕掛け多くの血が流れた時代。
当時、天下統一目前で裏切りに会った織田信長。
裏切者の明智光秀。
天下人となった下剋上の武将豊臣秀吉。
そして最後は戦国の世の勝者となった徳川家康。
この三人が天下統一に関わった偉人とも言える。
しかしこの戦国の中で後十年早く生まれていれば天下統一が確実だったと言われる武将がいた。
奥州伊達筆頭伊達政宗。
またの名を独眼竜政宗である。
しかし彼は奥州の大名家の嫡男に過ぎなかった。
彼を天下取りにまで導いたのはある男の存在が大きい。
彼の名は片倉小十郎景綱。
伊達家一の軍神であり、敵味方にも鬼と呼ばれる武将だった。
武将としては文句のつけようがないが。
彼は主君の為ならば非道な行いも辞さなかったことが有名である。
一番有名な話は、伊達政宗が幼少期に天然痘を患い、小十郎は小刀で眼球をえぐり取ってしまった話や。
家族すら平気で殺す逸話は主君の伊達政宗よりも先に跡取りを得ることはできないと、実の子を殺害しようとした事だ。
これに関しては作り話ではなく事実であると史実でも有名だった。
乱世では男尊女卑が当たり前。
戦国一の重鎮と呼ばれるも。
そんな男を夫に持った妻からすれば苦労は相当なものだったはず。
現代で主婦をしている私でさえ夫のモアハラに悩んでいるのに、戦国一のモアハラ夫を持つ奥さんには頭が上がらない。
もし来世があるならモラハラ以外の夫に嫁ぎたい切実に。
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