罪と一等星

『血の奇人』その二つ名は遥か昔から語り継がれ、恐れられている。
　そんな血の奇人に両親を殺され復讐を誓った少女、リアリーは世界の秩序を守る『ヴィーガ』に入隊を決意する。

　明日が入隊だというのに血の奇人に遭遇し“自称”ポンコツなリアリーは最終的に自分の不注意で破れてしまう。
　だが、その様子を見た血の奇人が哀れに思われ助けてしまった。薄暗い小屋の中。リアリーに向かって語られる、不死身である自身の血の奇人についての真実……。

　世界とは。
　血の奇人とは。
　闇とは。

　果たして、一人孤独に世界の闇と戦う一人の血の奇人には明るい未来が待っているのだろうか……？
『時に熱く、時に悲しい様々な思惑が絡み合う“伏線祭り”のバトルが繰り広げられる異世界ファンタジー』ここに開幕！！