酸化とは、あらゆる状態表現に繋がる事だと、目からウロコであります。SFからの考察と、内面性表現での両面で良いといえる作品です。
ずっと読み専の私でしたが、2021年から執筆を始めました。 異世界もの、転生もの、恋愛ものを中心に執筆をしています。 まだまだ稚拙なところが目立ちますが、どう…
現実にはない要素でありつつも、現実を描写しているようにも見える秀逸な【酸化】という概念。ここについて詳細な説明はない。それゆえにこの物語は、読者にとって自由に、理想的に映像化できると思う。不…続きを読む
水と炭素とその他もろもろの有機物でできている私の身体が、鉄でできた機械のように錆びつくことなんてあるはずがない。なのに、どうして私はこの小説にどこか共感しているのだろう。「錆びる」という表現の…続きを読む
小説は、現実から隔たった設定を持っているからといって、主題が、情感が、現実と隔たっているとは限りません。本作は、紹介文からして突飛で、読み進めるとさらに現実離れしていきます。でも、それは本当…続きを読む
日常のなかにふっと出てくる錆びるという表現。酸化というものが、当たり前にあって、感情をトリガーに症状が現れるらしい。主人公は酸化している少女。話すときに喉がキーってスキール音を立ててしまう…続きを読む
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