後編 ギャー!
「ギャー!」
やっぱり今日も、あの男が帰ってきた!
いつものように、気持ち悪い顔を近づけて、頬ずりしてくる。
「ギャー! ギャー!」
か弱い女性の身では、必死になって抵抗しても無意味だった。
ただし、かろうじて貞操だけは守られている。私は『女性』として扱われていないからだ。
どうやら、この監禁男は、私のことをペットの猫か何かだと思っているらしい。
猫じゃない! 私は猫じゃなくて、人間なのに……!
(「玄関あけたら0分でニャー」完)
玄関あけたら0分でニャー 烏川 ハル @haru_karasugawa
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
カクヨムを使い始めて思うこと ――六年目の手習い――/烏川 ハル
★209 エッセイ・ノンフィクション 連載中 298話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます